※不器用でお馬鹿な朧月が大好きな人●への想いを綴っているノート※同性愛苦手な方通り過ぎて下さい。※
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ハプニングと、そして優しく残酷なささやかな時間。
2009-11-21 Sat 22:44
さて・・・私の今回用意したサプライズは成功するかしら?

それは・・・半年前に●のバースディーに私がしたかった事。

半年後になったけれど、状況は全然違うけれど とりあえずはこれで達成出来る・・・。

時間とタイミングって本当に残酷だと感じた。

今のあの人は・・・ずっとそこにいるつもりなんだろうか・・・。

まだ再会して二回目だけれど・・・逢う度に私に『素敵』という言葉を使う●。

対して、私が●に思うのは・・・。

いえ。だからといって今は無理を押し付けるつもりもないの。

ただもう少し●らしさを 呼び戻せたらなって思うけれど・・・。

『本当に時間が解決する事があるんだね!』 と前回 感激して言ってた●。

その『貴重な時間』の過ごし方で、どれだけ変わるのか・・・。

●が私に対して発言する度に 思い知らされる。

いいよ。私は貴女の嘘には気付いても気付かない振りしてあげる。

そして、それによって少しずつ少しづつ・・・貴女は知るんでしょう。

本来の私の性質を。

『逃した魚はでかかったでしょう?』・・・貴女はそう言ってたけれど・・・

私は・・・正直悔しいよ。

貴女の苦しかった時に何もできなかった自分に・・・

そして・・・相手に合わせ甘え・・・苦しさから逃げている貴女・・・。

弱すぎる貴女を見ているのは苦しい。

そしてその貴女色恋関係なく、当たり前の様に助けてくれる人が居ないという事が。

あんなに・・・沢山の仲間が●の周囲には本当は沢山居るのに・・・。

今カノさんの事を 占い師さん達はこうこぞって言っている。

その人は違う、そして●が軌道修正始めた時点で終わる関係だろう。・・・と。

そしてその原因は●の性格にも影響は表れている。

そうそう●の本気モードについていける人なんか居ないのだ。

もしかしたら●も・・・もう、それを予感しているのかも知れない・・・。

まあ相手の親にまで紹介されたんじゃ・・・責任逃れ出来なくなるものね。

確かに周りに祝福される事は凄く必要な事だとは思う。

でもいきなりあって数カ月でそれをやってのけるその計算高さ・・・若い。

そして、そうやって外堀から追い込んで逃げ場をなくした恋愛の末路を私は良く知っている。

どんなに仕事出来ても、頭良くても、美人でも、料理うまくても・・・

それが己の「エゴ」や「欲」である限り・・・必ずや崩れ去る。

ねえ・・・そこで恋愛ゴッコしてていいの?●??

私 このままだと●を引き上げる事なんか出来ないの?

悔しいよ・・・、それでいいなら でも仕方ないのかな・・・●。

でもね今回逢った事でまた、

●の中で何かが変わる気がする・・・

そんな予感がするの・・・。

そう願ってるよ●・・・心から・・・。



さて・・・・ここからは綴じます。今度のは本当長いですから。覚悟して下さい。

何度もいつもいいますが、ここから先は私の為の記憶ノートです。

覗くのはコッソリ・・・お願いします。ただの片想いですから・・・。

仕事が少し遅くなり、急いで駅に向かう。

携帯をチェックしても、●からのコンタクトはない。

今電車で向かってるよ、半には着くとメールをしようと文章を書いていると、

相も変わらず、ドラマの様なジャストタイミングで ●からの着信。

●『もしもし』

☆『ごめん連絡遅くなって。今から電車で向かうよ。』

●『それなんだけどさ、待ち合わせ△△駅まで来てくんない?』

☆『え?』

●『ほら、●行きつけの居酒屋とかあるからさ。』

☆『あ~そうなんだ・・・参ったな~』

●『なにが?』

☆『余計な事しちゃったかな?実はお店予約しちゃってあるんだ;』

流石は●!相も変わらず此方のプランなんか知る由もなくマイペースだ。

しかしここは譲れない。今からプレゼントを回収なんて出来やしない。

さて、どうやってYesと言わせるか・・・。

私は頭をひねっていた。

シーン。・・・・耳元が静かになる。

ヤバい・・・もしかして機嫌そこねちゃったかな;

そう想っていると予想を反して耳元から機械音。

ピポピポ・・・。

仕切り直して電話してみるが・・・これまた繋がらない。

しかたなくメールに切り替えようとすると・・・

二度目の●からの着信。

☆『もしもし?電波途切れちゃったみたい;ごめん電車だからさ』

●『んで、結局どうするの?』

☆『ん~とりあえず一応キャンセル出来るか聞いてみる・・・ちょっと待ってて』

そう、押してダメなら一応引いてみる。

すると。

●『何の店なの?』

☆『ベ○○○創作料理。クーポンもあって、口コミで人気あったみたいだから・・・』

●『フーン・・・。いいよ~じゃあそっち行く。』

☆『本当?何だか良かった。有難う。』

●『で?どこに行けばいいの?改札?』

☆『んと。東口のデパートの横の階段前のいつも人が集まってるとこ。ほらこの間の・・・』

●『東口がどこかわかんね~・・・(ブツブツ言いながら遠ざかる●の声)ツーツー・・・』

話し終わる前に電話を切る●。相変わらず 短気だこと・・・んもう。

仕方ないのでメールで誘導。

「この間待ち合わせした処の横にある改札。ほら、バイバイした処だよ。」

これできっと●は 間違いなく わかるだろう。

なんとか突発的な第一関門は免れた・・・さて次なる手は・・・。

駅に着いて待ち合わせの場所に着くなり携帯握りしめて●をキョロキョロと探す。

右の壁の方にしゃがんだ人が少し似てたから そうかな~と想いつつ通り過ぎる。

一瞬だけ目があったが・・・なんかちょっと空気というか雰囲気違うもんな・・・きっと違うか

何より髪型がこの間と違ったのだもの・・・。この間は凄い金髪ツンツンホスト君だった。

にしても・・・おかしい・・・見当たらない。

まだ来ていないのかもしれない・・・そう思いとりあえずメールをする。

「いま私は着いたからゆっくり来てね。」

するとすぐに予想を反して 返信が来た。

「もうついてまプ(絵文字)」

えええ!?どこ??電話を掛けながら振り返り、元来た人がごった返してる場所に戻る。

●『もしもし?』

☆『ええ?どこ?見当たらないよ?』

●『とっくに着いてるよ。』

カツカツ・・・歩きながら気がついた。受話器越しにニヤリとしてる黒い塊に。

やっぱり 私が見間違えかと思った座り込んでたのはまぎれもない●だった。

☆『あ~わかった!』

すぐに電話を切ってそちらに近付く。そのタイミングに合わせて立ち上がる●。

☆『なんだよ~通りすぎちゃってた。気がついてたなら言ってくれたらいいのに~』

意地悪な人だと想いながら、茶目っ気たっぷりの顔の●にチクっと抗議。

●『ケケっ。んで?店はどこなの?』

そんな私に対し、そんな事気にも留めない●。相変わらずの意地悪だ。

☆『少し離れてるの。だから御同行お願いします~』

●『ん~。』

そして前日の悩みなんか嘘の様に スムーズに歩き出す二人。

そして●は自分の仕事の話。今日なんで△△駅にしたいと言ったかの理由を話出した。

ナルホド。納得!!

それなら、今回キャンセルでまたの機会で良かったのに・・・と話すと、良いの。と返答。

そこから店までの同行中にいらない情報を話す●。

●『あ~ここの向こうのビルの先で彼女が働いてるんだよ』

☆『へ~。そうなんだあ~近いね~自転車でこれるね~』

●『そうそう~○○○で働いてるの。君と同じコール。』

それを聞いて今彼女の時給が見えた私。だって下手すると私もそこ行くかもだったんだもの

なんていうかいらない偶然が起こらなくて良かった・・・にしても本当に変に縁が濃いな。

契約会社まで一緒じゃないだろうな・・・とちょっと思いながらお店に向かって歩く。

良く昔●が言ってた『いらない情報をありがとう~』と言いたくなったが…やめた。

☆『もうすぐよ~。』

●『は?どこに行くの?流石この辺りは君遊び慣れて道知ってますね~』

☆『ん~学生時代は良く来たけれど今は全然だよ~昨夜お店下見に来たんだもの』

スムーズに案内出来ないと当日困るでしょ?・・・と嫌味は気にしない振り。

動じず●の根に持った嫌味にサラっと返す私。

●『え?下見?昨日来たの??夜??』

☆『そう。仕事帰りに予約しに。』(目的はプレゼントを預ける事だったけれどね。)

そこからの●はどうやら驚きの連続だったみたいだった。

私が同じ○茶ハイを頼んだ事にまず ビックリ。また目を見開いていた。

相当気分良かったのか・・・その後自分のペースで自分の分と私の分も一緒に頼む程。

コースの説明とか延長時間の説明とかしてくる店員に『???』の●。

そこに私がニコっと一喝・・・・というかシツコイ説明に少しだけイラっとしました。

☆『昨日ご予約した通りにお願いします。それ以外の変更はないです。』

その堂々たる言い方に またまたびっくりしたらしく。私を驚いた顔で見てる●。

やる時はやるんだよ~だ。 と内心で舌出してプチサプライズの成功に小さくガッツポーズ。

出だしは完璧でした。

●も機嫌良くお酒が進んでいるみたいだった。

会話も、●の趣味のオークションの話。 仕事の話。 この一年半の●の身の上話。

お店で働いてた頃一緒だった人が結婚だかで怒ったという話。

積極的に、一方的に・・・まるで時間を取り戻すかの様沢山の自分の話をする●。

勿論、そこには今カノとの話も含まれていて・・・それでもニコニコして聞いている私。

コチラの気持ちは知ってる癖に・・・判った上で その話しばかりする。

本当ドSで、そして・・・残酷な人。

いつぞやみたいに私が泣き喚く様にさせたいのか・・・って思うけれど・・・

とにかくこの間よりも●の自信は取り戻されてきてるみたいだった。

きっと優しい人だから、私に対しての罪悪感とかで苦しかったんだろうね。

大丈夫。私は●の持つ魂を良く知ってるから。・・・ひとまず安心して。

まあ多少は・・・罪悪感持ってて欲しいけれど・・・。

そして私の過去の話に。一番解いておきたかったわだかまり・・・。

あの当時私の苦しんでいた事。 私が人を利用したと●は言ってたが、それは誤解だと。

やっと時を経て、正直に受け入れて貰える日が来たと思うと・・・

本当に本当に長かった・・・長年の肩の荷が下りた気がした。

今度は●は黙って聞いてくれた。一度もキレずに。

そして・・・・

●『でもつけいられる隙のある お前だって悪い!!』

心から反省しているし、もう二度と同じ罪を犯してはならないと自分を戒めて来たと伝えた。

それを聞いて ●はやっと赦してくれた様だった。

●『ね?ちゃんと結果出たでしょう?あの時逃げ回ってたのお前だったんだよ?』

☆『うん・・・。』

●『私はちゃんと答えは用意しておいたのにそれからさえ逃げた。今思うと損したでしょう?』

☆『本当だよ。過去に戻ってやり直したい位・・・本当に●には感謝してるよ。』

素直に驚くほど言葉が出る私。

それに●も満足げで、心なしか感激気味だった様で・・・その話をした後。

●『ちょっとおトイレに。近いみたい。』

☆『ぁ~歳だねえ~』

●『ちょっと!なにそれ!!カッ(目を細め襲いかかる様なポーズで威嚇する●)

わざとおどけて口元を歪ませて見せる●・・・。

あはは!!ニコニコとそれを受け流す私。

・・・こういう風にあの当時話せてたら・・・こんな苦しい遠回りしなくて良かったのかな・・・

そう想いながらも今がチャンスとばかりに店員を呼ぶ私。

預けていたモノを受け取り。すぐさまガサガサ足元に置く私。

ガサガサが終わるタイミングで 丁度ジャストで●は返ってきた。

本当図った様なタイミングね相も変わらず。となんか無償に嬉しくなる私。

●『なに?トイレから返ってきてそんな嬉しいん?変なの』

☆『へへ~。お料理来ないね~』

わざとらしかったかも知れないけれど、足を組み直しすぐさまごまかした私に

●は一瞬だけ不思議顔をみせたが、また気にしない風にすぐにお酒に手を掛けた。

どうやら気付かれてないみたい・・・そう ホっとする私・・・。

その後も、自然な感じで●との会話は弾んだ・・・。

まるで私達は 本当に離れていた一年半の時間を取り戻すかの様に・・・

あの頃まともにコミュニケーションが取れなかったモノ同士とは思えない位に

次から次へと ポンポンと会話を繋げて行った。

そして過去に私の行いに関しての●の想いを素直な思いで聞く事が出来た。

●『カウンセリングも結果的に こうなれたのだから行って良かったでしょう?』

☆『うん。本当にあの時そうして無かったら今どうなってたんだろうとゾっとするよ』

●『でしょう?ね?私の言ってたのは全然ズレてなかったでしょう?』

嬉しそうに、まるでその言葉を待っていたかの様に、此方に身体を向けてくれた。

☆『うん、本当に感謝してるもの。私の家族も同じ想いだよ。』

それを伝えると、●はあの苦しそうな顔をしてこう言った。

私が一番●にして欲しくない・・・あの傷付いた顔だ。

そしてワントーン声が低くなった。

●『ね?お母さんに言っといて間違ってないでしょうって。家族は大切にしなきゃ駄目だよ?』

☆『・・・』コクっと黙って頷いてそして・・・●の言葉を聞き洩らさない様に私は聞く。

●『君の親には散々あんな酷い人関わるだけメリット無いとか言われたけどホラ見ろって!』

大袈裟にガッツポーズをつけながら、けれども傷付いた顔は そのままで・・・。

やっぱり気にしてたんだ・・・●はずっと私の母があの当時言ってしまった失言を・・・。

私が母親に対して逆鱗に触れられて怒り狂った人の様に何時間も説得したあの言葉・・・

私は知っている・・・多分 きっと私の親がある限り ●は・・・。

私を選ぶ事は無いんじゃないかって・・・。

そういうのがきっと何処かにあるんじゃないかって。

今は全然違うのに・・・。

私の母は誰よりも 私の●への想いを心から応援していてくれて

”いつでも連れてきていいんだよ・・・。なんなら私が直接●さんに電話してもいい。”

そう言っている位なのだ・・・。

でも、今はそんな事言えない。言ったところでなんにもならない。

●には今 大切にしたいという今カノが居る・・・

だからもう今の段階では遅すぎたんだ・・・。

悔しいけれど、あの母が私の親である限り・・・きっとどんなに想いを伝えても駄目なのだろう

でも。・・・私の力では 親は変えられない。

多分そういう事もあるんだ・・・。

それでも私は何度となく言葉にした事を●に伝える。

☆『だからあの時のは誤解だよって。私が悪かったんだよって全部伝えたよ。』

●『・・・』

●はそれには答えず 目線を上に上げて何かを確認する様な顔で煙草を吸っていた。

本当はいつでも連れておいでって、歓迎するよってずっとずっと言ってるのに・・・

ずっと再会した時に用意していた言葉を 

今は伝えられないのが ただ悔しかった・・・。

でも、これだけは進展した事なので伝えた。

☆『実は私の従姉のおじちゃん・おばちゃんにもそういう大切な人が居るんだよって言ったの』

●はそれに 反応して、此方に目線を落とした。

●『で?おじさんたちは なんて言ってたの?』

私の想いを●に伝えてそれも応援してくれてるんだ・・・という部分だけを省いて●に伝える。

☆『うん。本当素敵な人に出会えたね一生大切にしなきゃいけない存在だよって言ってた』

●『一生ねえ・・・・・・』

●は指にはさんだ火の付いた煙草を軽くもて遊びながら

上を肘をついて目線だけ上げて そう・・・小さくつぶやいた。

☆『・・・』

私からはその反応に返す言葉など 見つからない・・・

何も浮かばなかった。

ただただ祈る様にちゃんと私の言いたい事伝わってるのかなと、そう想った。

『あ!そういえばさっ!!この間・・・』 と、会話を変更して来た。

何かを思い出したかの様なわざとらしい様な口ぶりで・・・。

聞きたくなかったのかな・・・。今更だもんね・・・。ゴメン・・・とそれを見て心の中で呟く・・・。

そして、事もあろうに●はその今カノとの生活の楽しいんだという話を展開し始めた。

それは私に対してのまるで 嫌がらせかと思う位・・・。”彼女がね、彼女とね”・・・・と

”彼女”という、今一番私が●の口から聞来たくない単語の連呼された会話だった。 

それでも黙ってニコニコと聞く私。

この私の中で燻っていく 感情を伝えられたらどんなに楽になるんだろう・・・

そんな事を思いながら ただニコニコと●の話をただ受け止めた。

●はその会話の中に 三回も途中同じ様なフレーズを混ぜてきた。

●『申し訳ないけれど、彼女と一緒に三人で遊ぼうよ。逢おうよ。ドライブ行こうよ。』

『申し訳ないけれど、これからは彼女と・・・三人でなんたら・・・』

その言葉を私に何かを確かめる様に投げかける●。

なんて残酷な人なんだろう・・・こういう時に 本当に心底そう想う。

言わされてるセリフなのか・・・と思う位、そのセリフだけ妙にセリフチックなのだ。

そしてそういう言い方する時だけ・・・●は決まって何だか私の心を探る様な上目使いで見る。

どこか探る様な・・・甘えた様な顔と声で。私を見る・・・。

それに対して私は曖昧に

『いつかそういう日が来たら良いね~・・・』

と大袈裟に笑って 明後日を見ながらそう答えるしか私には出来なかった・・・。

それを聞いて●は何もそれ以上は言わなかった。

あれだけ会話がつきなかったのに一瞬だけ 会話が止まり 時間が止まる・・・。

今度は『あ!そうだ!!』と私から会話を変えた。

そうしてあれほどずっと話したかった一緒に見に行こうと言っていた映画の話を始めた。

ちゃんと伝えられた。

●が大変な時に不謹慎だとは思ったけれど母妹私の三人で見に行こうと行ったんだと。

そしたら●ったら槍を率直で投げつけてきた。

●『どうせあれでしょう?登場人物の一人が●に似てるとか言ってたんだろうお前の事だし』

グ。・・・・さすが鋭いお方・・・。

負けじと 私はこう返した。

☆『あはは~確かにあの場に●さん居たら絶対注目されてたろうね!・・・って話してたわ』

●『まったくな~。やっぱり! でもどうだった?』

お互い印象だけでも 映画の感想を話す。

どうやら●は裏ルートで既に見ていたらしい。

スムーズに会話も進み、●も凄く楽しそうに話しをしていた。

とりあえずパンフレットは当初の心配を余所に

むしろ何倍の感触になって渡す事が出来た。

これでまた、目的がひとつ果たせた。

その後の会話も楽しく弾んだ。

●の趣味のオークションの話になった。

嬉しそうにコレおとしたの。コレ今自分達で出品中なの・・・と携帯の画面を見せる●。

こう言うところが相変わらず何だか子供っぽくて可愛い。

しかし、その直後今カノと楽しんでるの・・・。と聞いて、やっぱり少しだけ複雑な気持ち。

そして●は私が前に上げたモノ達の行方を話しだした。

素直に話してくれた。自分には合わなかったものは友人にあげた・・・など。

靴は仕事で 履き潰した・・・など。

良かった。その時に必要だと想ったものが役に立ってて役目を無事に終えてたなら・・・。

ちゃんと●の役に立ってたのが凄く・・・嬉しかった。

そして良い具合に話を持ち出すチャンスが来た。

●『ちょっとまたトイレに・・・』

☆『はいな~いってら~!』

そろそろ渡しても良さそうな時間かな・・・お開きになっても平気そうな・・・

そう考えながら、私の隣で泳いでるこのダイニングバーの多分一番の売りなのであろう

数匹しか入ってないアクアリウムの中のクマノミに

指で水槽の外からコチョコチョしてる様な仕草をして・・・想いを固めていた。

虚しく、複雑な思いで それでもニコニコと笑う練習する私。

指に近寄って口をパクパクしているクマノミに向かって

☆『よし。そろそろだよね応援しててね。』

と無言で クマノミに応援団長を頼んでみた。

●『お待たせ~!』 

と、良いタイミングでその姿を見られたかどうかわからないけれど帰って来る●。

密かに気持ちを固めながら・・・会話を再会する●の会話聞く私。

タイミングと合間と頃合いを見計らってた私は

●が煙草に手を伸ばす一瞬の無言の瞬間に・・・本日の最大イベントを決行!!

☆『じゃあこれもそのオークションに出されちゃうかな~・・・ゴサガサ・・・』

●『は?何が?なにしてんの?なにそれ!?』

煙草に火を付け様としてた●が、その動作を停止し、私の持つ大きな手提げ袋に注目した。

☆『うふふ~ん何でしょう。開けてみて。ちゃんとクリスマス仕様にしてみたのラッピング☆』

●『え?なになに??これも自分でやったの?』

ガサガサと●は何だか楽しそうに両手を入れて中身を袋から取り出す。

☆『うん。いつものもしょぼいながら下手のモノ好きで私のラッピングよ。』

●『へ~!!お店でやってんのかと思ってた。』

☆『いやだ~何ってんの!ラッピングまでが贈り物でしょうに~ふふ~。』

●『こういう特技があるんだからネットショップとかすればいんだよ!』

何故いきなりそんな話になるんだ?と、想いながらも開け方の判らない様子の●を手助け。

プレゼントを目の前で開ける●は本当に嬉しそうだった。まるで子供の様。

そして歓喜の声が狭い個室に響いた。

●『は!?嘘!!ちょっとなにこれっ!○○○○○(ブランド名)じゃん!しかもリュック!』

みるみる目がランランと輝きだす●・・・。もう大きな目が零れ落ちそうな位だった。

☆『そう。前にボロボロって言ってたでしょう?夜勤の時に買ったやつだから・・・』

・・・・・・・・・・・・と話す私の声は到底聞こえていない様子。

●『まじで!!覚えてたの?リュックいまだにあのボロボロの使ってる!!』

声が裏返りながら目はキラキラキラ・・・と 興奮冷めやらぬ●。

どうやら私が思ってた以上にこのサプライズは成功している様子で安心した。

●『マジで?!だって○○○○○だよっ!!本物だよ!!●の憧れだよ?!』

☆『覚えてない訳ないじゃない!仕事に使わなくてもアウトドアにも良いらしいしどうかな~と』

●『わ~わ~!!』(リュックのアチコチを触りながら)

☆『うん。一応好きそうだな~って似合いそうだな~って思って選んだんだ』

●『だって●の好きな○○○○○だよ!!憧れのブランドだって前言ったじゃん!!』

また聞いてないのに全部私に話した気になってる●。・・・いや。もしかしたら

本当は●の言う様に私は過去に聞いてる話なのかも知れない・・・

あの頃に話していて聞いてた内容で覚えていない事も残念だが確かにあるのだ・・・

それだけあの当時の私はいっぱいいっぱいで・・・精神的に何も余裕がなかった。

好きな人の言葉さえ、声さえ・・・話しさえ覚えてられないほどに・・・。

☆『あれ?聞いた事あったっけ?でも白と赤の射し色でクッションもしっかりしてて』

●『信じられない!だってこれあれだよ!\○○○○○最低する超有名ブランドだよ!!』

☆『値段言うなよぅ;でも確かにちゃんとリサーチしたもん。しかも結構この形は今レアだって』

●『嘘!!レアなの!!!?レアなの●超大好きっ!!』

☆『みたいだね~。だってこれ注文する時既に「入荷無理かもしれません」とか言ってた』

いつまでも興奮したままの●と、それを見て嬉しいけれど冷静に話す私。

良かった・・・気にいってくれてて、凄く喜んでくれている。

そこに水を差す様に・・・●の携帯が鳴った。今カノからだ。

まあ目的も思った以上に達成したみたいだし・・・そろそろお開きかな・・・と思いきや。

●『ちょっと!!聞いて▼ちゃん(今カノの名前)!!○○○○○貰っちゃった!!』

えちょっと良い訳それ??・・・・と思うも、当然子こちらには止める間もなく

いきなり電話越しにその掛けて来た主に嬉しそうに報告を始める●。

会話の少し前、●は確かに今カノの名前を『▼ちゃんって呼んでるんだけどね』と言ってた。

が・・・本当に”ちゃん”付けしてる●を目の前で見て・・・何だろう直感的に違和感を覚えた。

にしても今カノはさぞかし不服だったんだろう。一言二言言葉を交わすと

急に●の電話に向かう声を少し諭す様な感じに変化させる。

どんな感じかというと男性が面倒臭そうに女性をあしらう感じの・・・ダルそうな態度?

●『うん。うん。・・・え?コッチ来たい?今から??ちょっと待ってて?』

眉間に皺を寄せ困り顔。そして携帯を胸に伏せて私にこう投げかけた。

●『ねえ。来たいんだって言うんだけどさ。彼女。どう??』

内心判ってる癖に・・・と思いながら、とっさに出た私の言葉は・・・。

☆『え?ん~どうだろう予約2名だし・・・追加とか今から出来るのかな・・・』

ありきたりの言葉しか出ない自分のボキャブラリーに少しがっかりしつつ・・・

こうなるだろうな~とは予想してた私。

内心バクバクの私に顔を歪めて『イイ黙れ!』と言わんばかりに手で制止してみせる●。

これには想いも寄らない感じだった。

きっと●は演技してみせてたんだろう。電話越しに聞こえるか聞こえないか判らないのに。

元カノさんの時にそんな事をしてるのを私は目の前で見ていた。

もしかしたらこの電話もそもそも 帰るタイミングの為●が指示したものの可能性もある・・・

でも、面倒くさい事は考えずに 一応漬けたしで電話の向こうに向かってこう言った。

☆『でも、じゃあそろそろお開きでもいいよ~。』 と。

すると●は瞬時にその言葉を使い今カノを説得し始めた。

●『信用のおけるお姉さんなんだから心配しないで。』

私らの過去の関係も話してない癖良く言うよ。・・・・と思いながら事の成り行きを見守る私。

●『ほらそろそろお開きにしても良いよ~っていう位しっかりしたお姉さんなんだから、ね?』

それにしても私達本当相変わらずの『あ、うん』の連係プレイだ。

●はそれに気がついてるんだろうか・・・本当。

そうこうしてる内に電話は切れた。

その後ドっと緊張してたのが押し寄せる・・・。

ちょっと私もトイレ・・・。と言って行ったが最後。

やっぱりモドした。

当たり前だ。梅酒ロック普段4杯が限界な人が、グラスで割とはいえ焼酎6杯だもの。

●が自分のと一緒に次から次へと頼むから・・・意外に飲みやすいしつい飲んでしまった。

私はお酒がめっぽう弱い・・・。

後悔した時には、遅かった。

部屋に戻ろうとすると 心配して待ち伏せしてたのか私は後ろから●に押された。

●『おっさん出てくるのおそ~い!ほらっ!!』

(このおっさんというのは過去の関係で言われてた名称・・・になるのかな?)

そう言いながら楽しそうに●は私を部屋に押し込めたが・・・。

その衝撃で・・・限界が来た・・・やってはいけない事を・・・。

そう・・・立っていた私はそのまま机の料理の上に・・・

産まれて初めての経験だった。

その後は何故か頭が朦朧として、あちこちに頭をぶつけまくっていた。

不思議な事に全部覚えている。

時間を巻き戻しているみたいに 鮮明に覚えている・・・。

あんなに酔ってたのに私は・・・。

それだけ理性が強い証拠なんだろうな・・・と今になって納得。

もうその後はなりふり構わずお店のトイレに直行。

30分近く苦しんでいただろうか・・・。

ふと外から聞き慣れた私を呼ぶ声が聞こえてきた。

しかも気のせいじゃない・・・あの人は私の名前を呼び捨てにして呼んでいた。

そんな状態なのに・・・私は本当に嬉しくて別の意味で涙を流した。

もっと結果を出すのが早かったら・・・1年前にこんな風に戻れてたら・・・

この人の唇は当たり前の様に私の名前を呼んでくれていたのだろうか・・・。

●『ほら!出てきて!●●!!帰るよ』

●『置いてくよ!●●!!!』

●『しっかりして!●●!』

●『●●!ほら!!●●!!』

何度も私の名前が小さなお店のトイレで●によって連呼された。

その●の少しだけ苛立った声の中には不思議な優しさがあふれていた。

今だから気付ける。過去にもあったその不器用な優しさ。

力を奮い立たせ。口をゆすぎ・・・グラグラ部屋に戻ると

●は私を手を引いて部屋に招き入れた。

●『ほら!鞄持って!コート着て!!いけるでしょう?下まで一緒に行こう?』

私はその時『う~』とかとにかく既に呂律が回らなくなっていた。

机に突っ伏してしまう私に●は優しくも厳しく叱咤する。

●『ほら!自分に甘えが出てるよ?立って●●!!!』

何度も久しぶりに連呼される私の名前が心地よかった・・・。

”お前”でも”君”でも”おっさん”でもなく・・・

●が私の名前を呼んでくれている。

何度も何度も。本当に嬉しかった。

涙が出そうなほどに・・・。

でも我慢を覚えた私はヤスヤスと泣けなくなっていた。

手を引かれ、立ちあがっては席にすぐ座ってしまう私。

☆『もう少し私はココで休んでいくから置いてっていいよ~ニコニコ・・・』

●『何言うの!私が置いていく様な白状に見える?!ほら!馬鹿言ってないでおいで』

☆『いいよ~置いてっていいよ~時間大変でしょう~?』

●『馬鹿いうな!ほら周り見てみなさいよ!全部私が拭いて処理したんだからね』

●『自分のお祝いして貰って何が悲しくて床掃除してんだよ私。まあ慣れてるけれど散々よ』

と・・・笑いながらリュックを背負う●。

●『安心して!これでオークション出せなくなった!だってスッパイの着いちゃったモン!』

そのセリフにカルチャーショックを受けて平謝りをする私。

なんとそのハプニングは、●にあげた大感激のプレゼントまで少し汚してしまった様だった。

情けない!一体何をしてるんだ!私は・・・;;と自分を責めたくなった。

プレゼントを汚してどうするんだ!! と。申し訳なさでいっぱいになり 混乱した。

●との話しに関しては・・・毎回不思議な位一言一句覚えてる私の記憶術・・・

この能力が他に使えたらどんなに・・・。とたまに己を呪いたくなる。

しかし仕方ない。それだけ私にとって●との逢瀬は大切な時間だから・・・。

そしてその後もたらされた驚きの●の行動。

●は立てないで目をつぶっている私に●はこう言いだしたのだ。

●『本当に細くなったね~。前は3倍位だったのに・・・細くなったね~・・・』

そう 何だかため息交じりに言いながら腰の辺りなどをツンツンと突き出す●。

この行動は昔良く私を擽る為に●が良くやった行動だ。

●『にしても魅力的になったよ。本当。自信着いてきたみたいだしコレなら・・・』

嬉しそうに、複雑な顔をして私に意味深な謎を残して 話す●。

懐かしい・・・そう想いながらやっと身体を起こした私を待っていたのは・・・。

不自然な位背中を丸めて此方に頭を垂れた姿勢の●だった。

今度は驚くのは私の番。

☆『●どしたの??』

●『しょうがないな今夜だけ特別だからね。ホラ!』

そう言いながら●は私に自分自身をハグをしていいと言うのだ・・・。

有り得ない。

彼女が居るのに●がこういう行動をする事自体が有り得ない。

●は彼女が出来たら例え友達にさえ触れさせたりはしないでしょう。

まして此方がずっと●を好きな事は 知っている筈・・・。

普通ならプレイボーイめ・・・とおもう処だが・・・。●に限ってこれは無い筈だ。

私はまるで何かに惹きつけられるかの様に・・・自分の手を伸ばし・・・

最近髪型変えたんだという、私の一番好きな●の髪の中に恐る恐る指を絡めた。

柔らかい・・・触り慣れた・・・癖のある・・・あの●の髪の感触・・・。

もうきっとあと何年・・・もしかしたらもう2度と触れないかもしれない髪の感触。

そう想ってたら・・・思わず嗚咽が漏れた。

堪えていたモノがあふれてしまった。

私の頬には自然に涙が流れていた・・・。

それを見ながら●は自分からは動かない。

両手はダランとさげたまま、私の好きな様にさせている。

でも肩に私が顔を埋めると自分の顔を私の胸の辺りに移動させた。

その時●は・・・少しだけ安心する赤子みたいに目を閉じていた。

一瞬だけ軽く抱きついてた私の顔の近くに●の顔が戻ってきて・・・

何かをためらって、また胸の辺りに戻っていった。

嗚咽を漏らしながら思わず首に手を回して抱きついてしまった

●『おいおい!肩越しでゲロとかいらないからね。泣いてんだか戻してんだか。何なんだか』

そんな多分照れ隠し事を言いながら・・・そして一言。流石は●。ドSめ余計な事をいうの。

●『細くなったね。胸も痩せたでしょう?』

☆『どうかな?そうかもね・・・』

●『まあ。最初から貧乳だけどね。ケケ。』

☆『グスグス・・・もう!感動が台無しじゃん!!』

私が思わず笑いを我慢しきれなくなり笑ったその瞬間。

『ポンポンポン・・・』

その時 私の背中は●の手で軽く撫でる様になだめる様に3回ゆっくり叩かれた・・・。

私のバクバク言ってる心臓の鼓動を落ち着かせようとする様に・・・。

そして思った。

●には私の気持ちなんかずっとずっと 最初からお見通しなのかもしれない。

今日だって最初からテンパッてた事も・・・。

●『今日は有難うね嬉しかった。本当に気が利いてたし、とにかく凄くびっくりで嬉しかった』

☆『うん・・・』

●からこの言葉を聞いて軽く目を綴じる私。

それを見計らったのかどうか凄いジャストタイミングで

ほんの一瞬だけだけど・・・軽く●は腕に力を入れて私をハグしてくれた・・・。

それはまぎれもなく・・・少しだけだけど私の想いは●に届いたと判った瞬間だった。

凄く優しくて私の想いが少しだけ報われた・・・奇跡の時間・・・。

でも・・・これ以上は駄目だ・・・そう想っていると。流石の●も引き際は私とピッタリ。

●も同じ事を思ったのか優しい口調で口を開いた。

●『久々の●の抱き心地はどう?良いでしょう?うん、知ってるけど!・・・』

少しだけ、その言葉を呟く●は何だか寂しそうだった・・・

しかし、それをかき消すかの様に自らこんなドS言葉まで添える。

●『くせ!ゲロくせこの女!!!良く考えたら部屋もゲロくせ!』

そんな悪態付きながら、でも「ソッ・・・」と私から身体を離した・・・。

私は見た。

その瞬間の●の凄い複雑そうな、あの泣きそうな一瞬の顔を・・・。

前から私がいつも見続けて来ていた・・・そう。いつもの複雑そうな顔だ・・・。

全く何を考えているのか 感情の読めないその顔・・・。

とにかく名残惜しくても今は●を困惑させる訳にはいかない。

私は笑って●の優しさに小さく聞こえたかわかんない声で『有難う●・・・』と感謝を伝えた。

そして、そんなほんの数分の奇跡の様な出来事は・・・呆気なく何もなかった様に終わった。

私は●と初めて逢った夜・・・あの泥酔して看病してて、気がついたら押し倒されてて

初めて●と交えたあの夜を想い出した・・・。

あの日の●が私を見る目は、今でも鮮明に思い出させる事が出来る・・・。

しかし干渉に浸ってる場合ではなく・・・・振りかえるは現実。

そう。これはただのとんでもないハプニングの起こしたとんでもない奇跡・・・。

●にとっては きっと気まぐれな出来事の一つでしかないんだ・・・。

私は私の大好きな「篤姫」の中で初めて家定から篤姫に抱擁した姿を思い出した・・・

私・・・これから●だけの篤姫になれるのかな・・・。

そんな覚悟への迷いの思考が、一瞬だけよぎった。

でもこのままだと正妻ではないから、

フローラ結婚相手に選んだ時の一人想い続ける事を選択するビアンカがお似合いか・・・

(気になる人はドラゴン○エスト5の結婚イベント参照)

そんな事をほんの少し考えてて ため息の出る私。

まあ ビアンカでもいいか・・・。

本当は篤姫が良かったけれど・・・。と状況を忘れ思わず一人で苦笑いしそうになる。

そんな私を知ってか知らずか・・・

立ちあがった私の頭を思いっきりグシャグシャと力を込めて何度も●が撫でた。

撫でたというか・・・髪の毛をグシャグシャにした・・・・っていうのが本当は正解。

それでも嬉しかった・・・。 心から嬉しかった。 

そして歯がゆかった。想いを伝えられたら・・・楽なのに・・・と。

そんな思考から 私を一瞬で引き戻したのは、他でもない愛しい●の声だった。

●『さ、ほら行くよ。』

同時にスッと私に向かって手が差し伸べられた。

コクっと頷き一瞬ためらったが・・・今度こそ・・・私は素直に●の温かい大きな手を取った。

そして躊躇せずに想いを込めて ●の手を握り返した・・・。

私の全てを託す想いで信頼し・・・ 身も心も●に預けた・・・。

その想いを知ってか知らずか・・・ギュッと握り返して手を引く●。

(因みにお会計は何とか私がちゃんと無意識に個室の段階で済ませてます。)

●の背中は相変わらずたくましい・・・。

この身体が一時期10kg近くも落ちてたなんて信じられない・・・。

本当にその時貴女は苦しかったんだね・・・

誰も助けてくれなかったんだね・・・

ごめんね・・・助けられなくて・・・支えられなくて・・・。ごめんね・・・。

そんな想いを伝えたくて握った指に一瞬だけ力を込めた・・・。

私を引く手も、全体重を預けたとしてもきっと支えてくれる優しくて力強い手・・・。

そう。短い逢瀬の後は・・・またそれぞれの生活に戻らなきゃいけない。

それぞれの今待つ・・・現実に帰らなきゃいけない・・・。

そして●は今カノの待つ今の家に・・・。

まるで本当に不倫してる人みたいな心境だ・・・。

こういうのが愛人とかセカンドの心境なのかな・・・

まあ、私はそれでさえないけれど・・・

そんな現実的な事を考えながら歩いていたら手を解かれ●は靴を私に履かせた。

●『ほら!履いて!全く本当に弱いねえ』

☆『なんかほんとうごめんねぇ・・・』

●『いいから!ほら!!!さっさと!』

必死で靴に足を通そうとしてバランスを崩し よろける私に何も言わずに肩を貸す。

片方の手で●は今はもう慣れた8cmヒールの靴を手早く 履かせてくれた。

帰りたくない・・・そんな我儘は許されないのは1000も承知。

そして現実は私の足元にやってきた。

力が全然入らない。

エレベーターに這う様に乗り込み・・・そしてしゃがみ込む私を●はまた立たせようとする。

●『ちょっと!しっかりしなよ!私帰らなきゃいけないんだからね。』

●『知ってる?遠足は帰るまでが遠足でしょう?』

☆『うん・・・判ってるよ。でもアレ何で?・・・どうしよう力はいらない・・・』

●『こんなんじゃアレか?もう●と飲めない?折角たまにお茶しようって言ったのに』

寂しそうな声で言う●。

☆『大丈夫だもん!そんなのヤラ!!』

呂律の回らなくて力の出ない身体を壁に全体重押し付けてでも起き上がろうとする

そして●はそれを見て 腕を引っ張り私の身体を起こす。

●『じゃあ立って!自分で歩けるよね?』

☆『でも立てない・・・ううう・・・。』

●『●●っ!しっかりして!こんなんじゃこれから逢い辛くなるよ??』

☆『そんあのヤラ!!!』

その●の魔法の言葉で 漸く私は無理矢理自力で身体を起す事に成功した。

にしても何とも情けない姿か・・・。 ●はこの私の一部始終の行動をどう感じたんだろう・・・。

☆『漫画喫茶かなんか行くよ。だから先帰っていいよ。』

●『何?漫画喫茶?じゃあ一緒に行く??ほら!しっかりして!!』

グイグイと駅ではない方に歩く●に引っ張られて歩く私。

このまま迷惑かけちゃいけない・・・本当に逢えなくなるかもしれない・・・

外気のお陰でもあり、少しだけ頭すっきり気分すっきりした私は

私を引っ張り何処かにつれてこうとする●にこう言った

☆『あ、でも帰れそうかも?帰ってみるよ。』

●『大丈夫?帰れそう?意外と外気に触れると平気でしょう?』

☆『うん。大丈夫みたい・・・有難うね。』

●『ほらほら!見て似合うでしょう?オークションには出さないよ!』

ピョンと跳ねてリュックを背負って見せる●。

☆『待ってメッセージカード着いてるよ。「ハッピーバースディ」って!』

●『これはいいの!このままつけてて良いの!!じゃあまたメールするから!』

そういった●の顔は 何だか困惑気味だった。

何かと葛藤してる様な顔だった・・・。

●自身が・・・それこそ逃げずに・・・その気持ちに気付いて向き合ってくれたら・・・

そう想ったけれど・・・今は仕方ない・・・と私も踵を返した。

☆『うん、またねお休み!』

本当はリュックの中のポッケには本当のメッセージカードが入っていて・・・表のはダミーだ。

それでも●は嬉しそうにその汚れたリュックを背負って私とは別の方向に帰って行った・・・。

そしてその後・・・思った以上に私の帰路は・・・地獄だった。

電車は何故かこんな時に限って沿線火事だか何だかで遅延だという。

私の帰る電車はその線意外では帰れない・・・

ましてこんな状態で人の多い車両なんか乗れない・・・。

私は駅のホームでも胃液をもどしてしまった・・・

駅員さんごめん・・・。

待てど暮らせど・・・電車は来ない・・・。

その待ち時間の約一時間半・・・耐えられなくて私は柱を背にしゃがみ込んでいた。

隣の線は電車がどんどん出て行く。

途中数人の優しいおじさん(ここポイント。そういつもおじさんのみ)に声を掛けられるも

体調不良でしゃがみ込む時は『大丈夫です』と言えるが・・・今回は首を振るのが精一杯。

やっと来た電車に這う様に上がり、ドアの横で崩れる様に暫く私はしゃがみ込んでいた。

電車の中でも『ポンポン』と肩を叩いて大丈夫ですか?と声を掛けてくれた。

しかし・・・それに答を返す余裕などもなく・・・

体調だけではない。●のあの奇跡の抱擁が・・・余りにも切なくて・・・

どうやら私の身体という身体の力が全身から抜け落ちた様だ。

その後たまたま同じ地元駅で降りるんだと言う若い女性にエスコートされて

母の待つ車まで鞄まで持ってくれた。

『すみません』と謝り続ける私に 優しい言葉をずっと私にその子は掛けてくれていた。

『私も体調よく崩すんです。でもそんな時誰も声掛けてくれないじゃないですか?』

『実は 前にこうして私も人に助けられたんです。だから良いんですよ。気にしないで』

優しくそういうその言う女の子の言葉に●の昔言ってた言葉が重なった・・・。

●『私も人に助けて貰った事がある。だからいつか助ける番になったら恩返しするの』

●は私を助けてくれる時・・・あのドロドロ底なし沼から這いあがらせてくれる時

私に・・・そして私の母に こう言っていた・・・。

そして同時に思った。

約一年前●の苦しい時にきっと今カノはこうして●を支えてあげたんだろうなって。

そう想ったら ただ親切にしてくれている隣の若い子に●の話をしてしまった。

厳密に言うと判らないけれど・・・事実、失恋という形は形なんだと。

そして飲み過ぎたんだと。こんなの生まれて初めての経験なんです・・・と。

『え~それは辛かったですね。私もつい一カ月前に失恋したばかりなんですよ』

『失恋は・・・別れはきっと新しい出会いの前触れなんです。お互い頑張りましょう』


優しい人もあるもんだな・・・と温かさに触れられた夜でした。

まあ家帰ってからが大変でしたが。

床に胃液という胃液をもどしまくって・・・。

そりゃあ母親がカンカンでした。

『殺したくなる!!』 と。

先は判らない。未来は判らない。

でも、今は●と今カノを見守ろう。

つかず離れずの関係を距離を維持して・・・。

そして次の日・・・私は仕事だったが・・・風邪という事で休んでしまった。

そこに昼過ぎ・・・●からの着信があった・・・。

さて、まだまだ長くなるので、ここでいったん切りましょう。
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別窓 | 彼女との思い出期間限定公開。 | コメント:2 | トラックバック:0
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2009-11-22 Sun 12:26 | | #[ 内容変更]
鍵コメさんへ☆
いつも拍手とかコメントとか有難うございます★
鍵コメさんのメアドにお返事送らせて頂きました☆

お暇な時にでもご確認くださいね☆
2009-11-22 Sun 16:01 | URL | 朧月 #sUFG4MPo[ 内容変更]
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